【コロナで胃カメラは大丈夫?】感染リスクも解説!

こんにちは、Dr.くまです。
ついに緊急事態宣言が出ましたね!

 

あなたは新型コロナウイルスが拡大を続ける昨今、緊急事態宣言の事もあって病院やクリニック受診を控えるかを迷われたり、安全面を心配して胃カメラを受けようかを迷われたりしているでしょうか。

今回は、そんなあなたの背中を押してくれる情報をお届けしようと思います。

 

現在、拡大を続ける新型コロナウイルスのこの1年間の感染者数は、約25万人で、死亡者数は約3,500人です。

 

この数字だけみると「へー。そうなのか。なんとなく多いんだな。」としか思わないかもしれません。

 

一方、「がん」はというと、1年間の罹患者数は、約100万人で、死亡者数は約37万人です。

 

つまり、単純計算すると、1年間の死亡者数は、がんは新型コロナウイルスの約100倍、死亡率も約25倍の病気なのです。

 

もちろん、がんは感染しない病気なので、単純比較するのは暴論ですが、新型コロナウイルスを恐れるがあまり、病院受診を控えて必要な検査などを受けないことがいかに危ないことかが、少し実感頂けるのではないでしょうか。

 

この記事では、コロナ下での病院受診や胃カメラなどの内視鏡の安全性について詳しく解説します!

 

それでは、どうぞ!

 
「緊急事態宣言…『コロナにはかからなかったけど、がんになりました』になると、くまは悲しいのです。」

【目次】


1. コロナによる受診控えで「がん」死亡が増える?

2. 病院でのコロナの感染リスクは?

3. コロナでも胃カメラや大腸内視鏡検査は大丈夫?

4. なかむら内視鏡センターでのコロナ禍の胃カメラ対応

 

1. コロナによる受診控えで「がん」死亡が増える?


新型コロナの感染拡大に伴い、がん検診の受診者が減少しているのをご存知でしょうか。

 

1月から7月の期間で比較するとがん検診の受診者は2019年に約240万人だったのが、2020年は約100万人まで半減しました。

 

これは近い将来に、がんによる死亡者数の増加が懸念される状態です。

 

「私は絶対にがんにならない」「具合が悪くなったらすぐ病院にかかるから大丈夫」と思っていませんか?

 

絶対にがんにはならないという予防法はありませんし、がんは誰でもかかりうる病気です。

 

がんは初期の段階では自覚症状がほとんどありません。

 

以下は、胃がんと大腸がんのステージ(進行度)別の5年生存率(5年生きられる確率)のデータです。

 

これをみると、代表的ながんである胃がんや大腸がんの場合、ステージⅠの早期で発見できると、5年生存率(5年生きられる確率)は90%以上あるのに、進行してステージⅣになると20%以下になることがわかります。

 

いかにがんの早期発見が命につながるかがお分かりいただけるかと思います。

 

しかし、早期のがんでは、「症状が出ることはまずない」のがポイントです。

 

がん検診を定期的に受けて、がんを早期に発見し適切な治療をすることで、がんによる死亡を減少させることができます。

 

新型コロナウイルス感染症への感染の懸念から、緊急事態宣言下では、さらに受診控えが加速し、健康上のリスクを高めてしまいます。

 

悪化した状態でがんが見つかると治療法も生存できる期間も限られてしまうので早期のがん検診の受診が重要です。

 

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2. 病院でのコロナの感染リスクは?


現在、厚生労働省から各医療機関に通達がきており、感染防止対策の徹底が行われています。

 

医療機関では、院内感染防止のガイドライン等に基づき、感染対策に取り組んでいます。

 

さらに患者の皆さんにわかりやすいマークや自主的ガイドラインによる取組により、しっかりした感染防止対策が行なわれています。

 

しっかりした感染防止対策が行われている医療機関には下記のマークがつけられているはずです。
探してみましょう。

 

自己判断で受診を控えることで、慢性疾患の症状悪化や、そのために新型コロナなどのウイルスに対抗できない状態になることがあります。

 

かかりつけ医に相談しながら健康や持病を管理していくことが新型コロナウイルス対策にもとても重要なため、心配な場合は、まずはかかりつけ医に相談しましょう。

 

発熱、咳や腹痛などの症状は新型コロナウイルス感染症に限りません。

 

それ以外の病気の可能性もあるため、必要な受診を控えると最適な治療が受けられなくなる可能性があります。

自覚症状が現れにくい病気は少なくありません。

 

2人に1人はかかると言われている「がん」も、早期がんでは無症状であることがほとんどです。

 

定期的に健診やがん検診を受けることが生活習慣病の予防や、がんの早期発見・早期治療につながります。

 

まずは自分の体をきちんと知ることが健康維持の第一歩です。

 

定期的に飲んでいる薬を切らすと、持病が悪化してしまうおそれがあります。

 

特に持病がある方は、新型コロナウイルスを恐れるあまり定期的な受診を欠かさないことが大切です。

 

3. コロナでも胃カメラや大腸内視鏡検査は大丈夫?


内視鏡はガイドラインや内視鏡洗浄のてびきをもとに洗浄消毒しています。

 

さらに胃や大腸の粘膜に刺す内視鏡注射針、ポリープにひっかけ摘出するスネアなどは、大阪のなかむら内視鏡センターでは全て使い捨てにしています。

 

新型コロナウイルスは洗浄消毒で除去できるのか気になりますよね。

 

心配いりません。
コロナウイルスだけでなく、インフルエンザウイルス、HIVウイルスなどのウイルスも全て、消毒薬で容易に死滅できます。

 

これらのウイルスはアルコールや、次亜塩素という薬剤でウイルスを覆っている膜を簡単に破壊できウイルスを除去できます。

 

それどころか、実はコロナウイルスは普通の洗剤でも不活化させることができるのです。

 

大阪のなかむら内視鏡センターで行っている具体的な内視鏡の洗浄手順をお伝えします。

 

なかむら内視鏡センターではまず「ベッドサイド洗浄」といって、内視鏡検査が終わった5秒後には洗浄を始めます。
なぜかというと人間の消化液というのは多くのタンパク質があり、乾燥するとこびりついてしまうためです。

 

次に内視鏡の手洗い洗浄を行います。
洗浄には組織などのタンパク質を分解しやすい酵素洗剤と、微温湯で内視鏡表面を専用のスポンジで洗いながら洗浄していきます。

 

酵素洗剤は高価であり中性洗剤で洗うクリニックもあるようですが、たんぱく質が落ちにくく危険です。

大阪のなかむら内視鏡センターでは、ガイドラインに従って全て内視鏡は酵素洗剤を使って洗浄しています。

 

内視鏡の表面をスポンジで洗った後は、さらに、生検鉗子や治療器具などを挿入する内視鏡内部のトンネルのようなチャンネル部に専用のブラシを挿入して洗っていきます。

 

内視鏡に付属するボタンや栓は全て外し、それぞれ専用のブラシで細かいブラッシングと酵素洗剤による揉み洗いをします。

 

その後、内視鏡本体や付属器具のすべてを酵素洗浄液に充分に浸漬し、大量の水ですすぎます。

 

すすぎ終わった後、内視鏡を乾燥させます。
乾燥は純度の高いアルコールを内視鏡内に循環させ、水分を科学的に蒸発させます。

 

乾燥が終わった後は、すぐに菌の繁殖がないよう特別設計された専用の内視鏡保管庫に入れます。

次に、内視鏡中の感染予防策について解説します。

 

胃カメラや大腸内視鏡検査などの内視鏡手技は、検査中の咳込みなどによってエアロゾルといった咳の飛沫が発生しやすい手技と言われています。

 

しかし、大阪のなかむら内視鏡センターでは、そもそもエアロゾルを発生させないように、ほぼ全例で麻酔(鎮静剤)を使った内視鏡を行っています。

 

関連記事:なかむら内視鏡センターの【麻酔の胃カメラ・大腸内視鏡検査】と女医による内視鏡

麻酔(鎮静剤)を使って眠っている間に全て終了しておりますので、咳き込む危険や無駄に唾液が垂れてしまったりすることはほぼありません。

 

関連記事:【麻酔を使った内視鏡】痛くないってホント?

 

さらに、特にエアロゾルが発生しやすいと言われている胃カメラに関しては、全ての患者さんにマスクを着用頂いた上で、鼻から胃カメラ(経鼻内視鏡)をおこなっています。

 

さらにスタッフは防御服、サージカルマスク、アイガードを行い、医療者への感染、また医療者から患者様への感染が無いようにしています。

 

もちろん検査終了後に使用したすべての機器、デスク、棚、床、ベッドなどを念入りに消毒してから、次の患者さまに入室頂いています。

 

 

4. なかむら内視鏡センターでのコロナ禍の胃カメラ対応

大阪のなかむら内視鏡センターでは新型コロナウィルス(Covid 19)対策として、感染防護策に取り組んでいます。

 

まず、受付には飛沫感染を防止するシールドを設けています。

 

さらに患者様には非接触型の検温を実施しています。

 

アルコール消毒等を徹底し、感染リスクの高い処置に臨む際には、ガウン・保護ゴーグルを装着し、対人感染を防止しています。

 

また、感染防護策に加え、抗ウィルス効果があるオゾン除去装置を導入しています。オゾンは新型コロナウィルスの感染力を抑えることも実証されています。

 

オゾン除去装置は大学病院やがんセンター、救急車にも導入実績があります。除菌・消毒・花粉対策として、施設内の清潔化に努めています。

 

さらに当院では、胃カメラの時も大腸内視鏡検査の時も患者さまにはマスクをつけたままで検査を受けて頂けるので、感染のリスクも非常に低く安心して検査を受けて頂けます。

 

最後に新型コロナウイルスへの感染防護策として、大阪のなかむら内視鏡センターから患者さまへ以下のお願いがございます。

 

・37.5度以上に発熱された患者さまは来院前に必ず事前にお電話をお願い致します。

 

・発熱患者さまが来院された場合の待機場所は、診療所外の指定された場所になることがあります。

 

宜しくお願い致します。

【 まとめ 】


いかがでしたでしょうか。

このコラムでは、コロナ禍での胃カメラや大腸内視鏡検査受診について解説しました。

 

新型コロナウイルスにより受診控えを考えていた方にとってご参考になれば幸いです。

 

当院では、新型コロナウイルスが心配な患者さんに少しでも来院回数を減らせて頂けるよう、当日予約・当日検査できる「クイック内視鏡」をおこなっています。

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このコラムが明日からのご自身のご健康にお役立て頂けることを願っています。

 

「コロナは怖いけど、がんはもっと怖いのです!Dr.くまでした」