【大阪で評判のいい消化器内科・名医】理想のクリニック

今回のブログは、2022年4月から新しく中村診療所・副院長、なかむら内視鏡センターのセンター長に就任された中村孝彦先生に行ったインタビューを掲載したいと思います。


ー中村孝彦先生。では早速よろしくお願い致します。

 

はい。4月から副院長となった中村孝彦と申します。本日は宜しくお願い致します。

 

【目次】


1.【大阪で評判のいい消化器内科・名医】理想のクリニック

2.癌の内視鏡手術から、癌の早期発見へ

3.「なかむら内視鏡センター」の誕生

4.父の癌の経験を経て。大腸癌の根治を目指す

5.便潜血検査で1回だけ陽性なら大腸癌の確率は?

1.【大阪で評判のいい消化器内科・名医】理想のクリニック


―中村孝彦先生にとって理想のクリニックとは?

 

私は大阪府堺市という人口約80万人の政令指定都市、大阪第二のまちに生まれた、大阪生まれ大阪育ちの人間です。

 

クリニックの基本的な役割は地域の健康を担って初期診療を行うことです。

 

そして必要があれば総合病院などの高次医療機関に速やかに繋ぎます。

 

大阪生まれ、大阪育ちの私にとっては、大阪で評判のいい消化器内科、名医になることが理想の形の一つといえます。

 

ひとえにクリニックを運営する医師といっても、様々な医師がいます。

 

とにかく患者さんの数を多くしたいと考える医師、クリニックの規模を大きくして分院展開(複数のクリニックを経営すること)をしたいと考える医師。

 

そういった医師もおられます。

 

しかし、私が考えるクリニックの理想は「来て頂いた患者さんに喜んでもらえること」です。

 

とにかく、患者さん一人一人に向き合って、少しでも喜んでもらえる、満足して頂けるように努力していくのを目標として掲げています。

 

そのため、当院は患者さんの数を増やすことを目的とした駅前看板や、電車やバスの中吊り広告、電柱広告などの積極的な広告はしていません。

 

他にも、分院展開などをしてしまうと、クリニックに来院して頂く患者さんに私自身の目が届かなくなってしまいますので、これも原則的には考えていません。

 

「こんなに楽に内視鏡を受けられたのははじめて」

 

「早期に癌を見つけてくれてありがとうございました」

 

実際にそう言ってもらえると励みになりますし、この事こそが私の人生の目的でもあります。

 

もちろん、私のクリニックが全ての診療をカバーできるとは限りませんが、その場合も総合病院と連携を取りながら、一人ひとりの患者さんにとってのベストな医療を追求したいと考えています。

2.癌の内視鏡手術から、癌の早期発見へ


―中村孝彦先生は癌の内視鏡手術を行っていたと聞きましたが、開業の経緯を教えて下さい。

 

私は昭和63年生まれで、平成3年、私が4歳のときに父が中村診療所として堺市中区の地で開業しました。

 

4歳なので、物心はついており、よく父にクリニック連れられたり、看護師さんや受付のスタッフさんにかわいがられたりしていました。

 

父は、文字通り、献身的に診療に取り組む医師の鏡のような人です。

 

元々父は外科医なのですが、外科のみならず、整形外科、内科、肛門科、皮膚科、泌尿器科など幅広い診療を行い、夜どんなに遅くても患者さんの容態が悪いとかけつけました。

 

診療のみならず、クリニックに来る途中で物を失くした患者さんがいたら一緒に周辺の道や自宅近くまで行って一緒に失くした物を探してあげるなど、医療以外でも、根っからの患者さん思いの人柄です。そういう意味では名医なのかもしれません。

 

そんな父の仕事ぶりを直接目にする機会も多く、自然と医師の道を目指すようになりました。

 

小学校は地元堺の公立の久世小学校に通いました。中学校・高校は神戸の灘中学校・灘高校に大阪から通いました。

 

平成27年に大阪大学医学部を卒業し、住友病院で研修医として2年勤務しました。

 

父が消化器外科医であったことも影響し、私も消化器領域を専攻しJCHO大阪病院(旧大阪厚生年金病院)で3年間、勤務しました。

 

医療はどんどん低侵襲化していっていますが、JCHO大阪病院で消化器癌の内視鏡手術に興味を惹かれ、胃癌・大腸癌・食道癌などの内視鏡手術に携わるようになりました。

その後、西日本の癌治療のメッカである大阪国際がんセンターで本格的に内視鏡手術を担当することになりました。

 

大阪国際がんセンターは西日本の内視鏡手術数が2022年現在で1位、食道癌の内視鏡手術数は全国1位の非常に症例数の多い高次医療機関です。

 

実際に私も術者として、合計約200症例の胃癌や大腸癌、食道癌の内視鏡手術を行いました。

 

幸い私が担当した患者さんは皆、合併症なく退院され喜んで頂いたので良かったと思っています。

 

しかし、同時に、どうしても内視鏡手術の適応にならない進行した癌の患者さんがおられるのも事実で、早期診断・早期治療の重要性を痛感しました。

 

そして平成30年に「なかむら内視鏡センター」を立ち上げました。

3.「なかむら内視鏡センター」の誕生


 

ー内視鏡検査には、いつから力を入れられていたのですか?

 

父は外科医ですが、早くから内視鏡検査の先見性に目をつけ、平成18年には先端径約5mmの細径胃カメラを導入し、積極的に内視鏡検査を行ってきました。

 

一方で私は、大腸癌の罹患率・死亡率が日本でも上昇している中で、大腸癌の早期発見のための方策を思案していました。

 

日本は大腸癌の罹患率や死亡率が高いにも関わらず、検診(便潜血検査)で陽性になった人の4割が精密検査である大腸内視鏡検査を受診していないという現実があります。

 

私も外来をしている中で、この問題を解決すべく、すこしでも楽な大腸内視鏡検査の方法を試行錯誤していました。

すると、どんなに挿入技術を高めて楽な大腸内視鏡検査を行っても「先生、検査は楽だったけど、その前の下剤飲むのが、かなわんかったわ(関西弁で、大変やったわ。の意味)」

 

と言われることが多いことに気が付きました。

 

そこで父と相談し、平成30年に「なかむら内視鏡センター」を立ち上げ、大阪でもいち早く、「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」を始めました。

 

通常、大腸内視鏡検査の前には腸をキレイにするために2Lの下剤を飲まないといけないのですが、大量の下剤を飲むのが辛くて途中で飲めなくなって吐いてしま

う方もいます。

 

下剤を飲まない大腸内視鏡検査では、この同じ下剤を、胃カメラを使って腸から注入することで、口から大量の下剤を飲まなくても腸をキレイにできるようになります。

 

平成30年からこの検査を開始したのですが、非常に好評で、リピートされる方がとても多い印象です。

 

開始からすでに、1000名以上の方が下剤を飲まない大腸検査を受診されていますが、全員、合併症なく安全に施行できています。

 

しかし、この方法には医師の高い技術が必要なため、まだ施行できるクリニックが非常に限られているのが現状です。

 

また、恥ずかしさから大腸内視鏡検査の受診をためらう女性の方もおられますが、そういった方のために、常勤の女性医師による内視鏡検査も行っています。

 

さらには、いぼ痔や切れ痔などの痔核診療などにも取り組んでおり、女性の患者様には女性医師が診療を担当するため、安心して受診いただいております。

 

また近年、肝臓がんのリスクとなる脂肪肝炎の増加が問題になっているのですが、肥満症の方は、この脂肪肝炎を生じやすいのに加えて、大腸癌や痔、便秘症、

胆石、逆流性食道炎などの消化器疾患を合併しやすいため、トータルサポートできる肥満外来も行っています。

 

平成30年に、なかむら内視鏡センターが完成してから、4年弱となりますが、遠くは三重県や滋賀県、和歌山県、兵庫県姫路など、大阪府外からも多数の患者様にご来院頂いておりまして、評判の良い消化器内科という目標に少し近づけているかなと思っております。

4.父の癌の経験を経て。大腸癌の根治を目指す


ークリニックのホームページを拝見すると、「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」を大きな特徴として掲げられていますね。

 

そうですね。私にとって、この「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」を広く行う転機となったのは、数年前に経験した私の父の大腸癌でした。

 

父も70歳に近くなったので、一度、大腸内視鏡検査を受けてみてはどうかと数年前から提案してみました。

 

しかし、父は消化器外科医であるのですが、症状がないし採血などでも異常がないから、と頑なに検査を拒んでいました。

 

大腸内視鏡検査前に、腸をキレイにするために飲まないといけない下剤も、大きなハードルとなっていたようです。

 

しかし、私が「下剤を飲まない大腸内視鏡」を始めたのがキッカケで、下剤を飲まなくてもいいんなら受けてみようか、ということになりました。

 

ただ、提案した私自身も、年齢的に一度は受けた方がよい、という程度の気持ちでの提案だったため、大腸内視鏡検査の当日は、私も軽い気持ちで臨みました。

 

ところが、検査を初めて5分後、私は自分の目を疑うことになります。

 

なんと、盲腸という大腸の一番、奥の場所に7cmの巨大な腫瘍があったのです。

 

1cmのポリープの癌化率が約10%と言われていて、ほとんどのポリープが1cm未満であることを考えると、7cmという大きさが、いかに大きいかが分かって頂けるかと思います。

 

父はこれまで大きな病気を患ったことはなく、非常に大きい衝撃を受けました。

 

そんな父の初めての病気を息子の自分が見つけることになったこと。

 

その病気が、自分の専門領域である消化器癌であること。

 

大きさは7cmと巨大だが、かろうじて早期癌で留まっており内視鏡手術で頑張れば切除できそうなこと。

 

これらの運命の巡り合わせに、思わず頭がクラっときました。

 

……自分が父の治療を担当する上で、冷静さを保てるだろうか。

 

万が一、自分が合併症を起こした時に、一生後悔しないだろうか。

 

もし自分が治療しなければ、他の病院に紹介している間に治療介入が遅れて、今かろうじて、とどまっている早期癌が浸潤癌(転移リスクのある癌)になってしまうかもしれない。

 

紹介した先の医師がもし合併症を起こしたら、それこそ、紹介した自分は後悔しないだろうか。

 

当時、私にも息子がすでにいましたから、もし自分が父の立場なら、息子にどうして欲しいと思うだろうか。

 

短い時間の中で、頭の中で様々な事が巡ります。

 

熟考の上、私は父と母に、自分が今考えていること。そのありのままを伝えました。

 

当然、父も母も大腸癌が見つかったことに対して、非常に驚いていました。

 

しかし、最後には、息子である私に治療して欲しいといったため、父の大腸癌に対して内視鏡手術を行うことにしました。

 

非常に難しい内視鏡手術となりましたが、術中は不思議と冷静だったことを覚えています。

 

内視鏡手術は、なんとか無事に終わり、私は父の家に泊まり、点滴や抗生剤投与などの術後管理をおこないました。

 

切除した腫瘍の病理結果は、リスクの低い早期癌で、治癒切除することができました。

 

その後、毎年、父の大腸内視鏡検査を私が行なっていますが、再発なく経過しています。

 

この経験を経て私が痛感したことがあります。

 

病気などの不幸は、誰しもが起こることで、起きる時は突然訪れること。

 

もし「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」がなければ、私の父は大腸内視鏡検査をすることは、無かっただろう、ということ。

 

医療の進歩は目覚ましく、特に抗がん剤などの開発は日進月歩です。

 

しかし、そもそもの検査の受診のハードルを大幅に下げる、「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」のような検査の取り組みは、それ自体が命を救うことになるので

す。

 

私がこれまでやってきた「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」の取り組みが間違っていなかったと、私自身の父の命を救うことで確信に変わりました。

 

ー最後になりますが、このインタビューをみる患者さまに向けてメッセージをお願いします。

 

はい。中村診療所・なかむら内視鏡センターでは、「患者さま目線の内視鏡診療」をモットーに、極細径内視鏡による楽な内視鏡検査、下剤を飲まない大腸内視鏡、女性医師による内視鏡・痔核診療など、患者さまの幅広いニーズにお応えすべく、日々診療の向上に努めています。

 

消化器科・肛門科の病気でお困りの方は、是非お気軽にご相談ください。

 

ー中村孝彦先生、ありがとうございました。

こちらこそ、本日はありがとうございました。


 

中村孝彦医師がセンター長を務める大阪のなかむら内視鏡センター女性医師常勤のクリニックで、麻酔を使った楽な大腸カメラや、下剤を飲まずに胃カメラと大腸内視鏡検査を同時にできる下剤を飲まない大腸内視鏡検査を行っています。

 

「とにかく楽に内視鏡検査を受けたい」という方は、お気軽にご相談ください!

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副院長 中村 孝彦 Takahiko Nakamura

中村 孝彦
略歴
平成27年 大阪大学医学部 卒業
平成27年 住友病院
平成28年 大阪大学消化器内科 入局
平成29年 JCHO大阪病院 消化器内科
令和2年

大阪国際がんセンター 消化管内科

令和4年

中村診療所副院長・内視鏡センター長

所属学会・資格
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 緩和ケア研修修了
  • 日本内科学会所属
  • 日本消化器病学会所属
  • 日本消化器内視鏡学会所属
 執筆論文・著書
  • 中村孝彦, 上堂文也:抗血栓薬の特徴と内視鏡時の対応:エキスパートに学ぶ安全で楽な外来内視鏡.消化器内視鏡33:973-981, 2021
  • 中村孝彦, 上堂文也:抗血栓薬服用患者への対応:[特集] 消化管内視鏡治療-基本から高難度まで.消化器内視鏡33:17-24, 2021
  • 胃形質細胞腫. 内視鏡所見のよみ方と鑑別診断-上部消化管