胃カメラ・大腸内視鏡検査の体験談・感想【ブログ】


大阪府堺市のなかむら内視鏡センターでは患者さまにより良い医療を受けて頂くことを目的として、アンケート調査を実施しました。
また、患者さまから頂いた体験談・感想を、許可を頂いた方のみ掲載させて頂きます。
ご協力くださった患者さまには、厚く御礼申し上げます。
なかむら内視鏡センターでは、患者さまから頂いた貴重なご意見をもとに、医療の質の向上への取り組みを進めてまいります。
- 対象・・・「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」を受診した35名の患者さま
- アンケート実施期間・・・2020年6月1日から8月31日
- 対象年齢・・・30代:3名 40代:3名 50代:4名 60代:6名 70代:15名 80代:3名 90代:1名
- 性別・・・男性:16名 女性:19名
・眠っている間に終わりました(60 代男性)
・他院で受けたときと違って楽でびっくり(50 代女性)
・先生がお上手で全然つらくなかったです(60 代女性)
・やさしく声かけしてくれてよかった(70 代女性)
・検査後に少しふらついたが付き添ってくれた(80 代男性)
・検査の説明が丁寧だった(50 代男性)
・あの辛い下剤を飲まなくて助かりました(70 代女性)
・胃カメラと大腸検査を一度にできてよかった(60 代男性)
・楽だったから夫にも勧めました(50 代女性)
・きれいな施設で検査を受けれてよかった(40 代女性)
・来年もよろしくお願いします(70 代男性)
・院長先生を信頼しています(60 代男性)
- 当院での麻酔(鎮静剤)の選択率は 80% でした。
- 35 名の患者さまのデータの中央値は以下の通りでした。
胃カメラ検査時間: 13 分/大腸内視鏡検査時間(ポリープ切除含む): 25 分
お通じ回数: 5 回(従来法:約 10 回)/お通じがきれいになるまでの時間: 80 分(従来法:約180分)
下剤を飲まない大腸内視鏡検査の体験談・感想【ブログ】
男性
(30代)
今回、大阪府堺市のなかむら内視鏡センターで胃カメラと大腸内視鏡検査を受ける機会があり初めて検査してもらいました。
私の中で胃カメラと大腸内視鏡検査は両方とも苦しいというイメージしかなく、不安があったのですが、下剤を飲まない方法ということで安心しました。
また、鎮痛剤を使うか使わないか選べたので、使う方法でお願いいたしました。
初めてということもあり、心配だったのですが、先生や看護師の方から検査の流れを詳しく説明して頂き、安心して検査に臨むことができました。
診察室やトイレなども綺麗で検査を受けるには良い環境だったのも良かったです。
検査自体は、診察室に入ってから麻酔をしてもらい、気付いた時には胃カメラの検査は終わっていました。
続いて大腸内視鏡検査の際も、痛みや苦しさも無く、画面を見ながら、ポリープの説明をして頂き、その場で切除までして頂けました。
終わってみるとあっという間で、検査前に感じていた不安は全く不必要でした。
先生や看護師の方達が、不安そうな私に声をかけて気遣ってくれたことも不安が無くなった大きな要因です。
検査と施術を一度に受けられるので、働きながらでも通いやすいと感じました。
また定期的に中村診療所で検査を受けたいと思いました。
女性
(60代)
毎年、堺市のなかむら内視鏡センターで胃も大腸も検査を受けさせて頂いていますが、こんなに楽に快適にできたのは初めてです。
以前の下剤のあの妙な味と、信じられないような量を飲まなかればいけないことが、何とも苦痛でした。
それが全く無くなったのが何よりもありがたかったです。
また、今までは、胃カメラと大腸内視鏡がどちらも時間のかかることなので二日に分けて受けていました。ところが、今回は両方で一日、それも数時間で済みました。
そして、どちらもうとうととしている間に、何の痛みもなく終わりました。
看護師さん達は皆様優しくて、先生の説明もわかりやすく、お部屋も綺麗で良かったです。
待ち時間は、緑いっぱいのお庭を眺めながらで苦になりませんでした。
これからも、毎年こちらでお世話になりたいかと思います。
胃カメラの体験談・感想【ブログ】
男性
(60代)
堺市のなかむら内視鏡センターで鼻からの胃カメラを麻酔なしで受けました。
検査前の準備で、鼻・喉に麻酔を受けて挿入。
喉を通るときは喉の違和感を感じましたが、「一番しんどい所を通過しましたよ」との先生の声にホッとしました。
検査中も「息を吸って、息を吐いて」など優しい先生の声かけにリードされるまま、緊張することもなく意外にも楽に胃カメラ検査が終わりました。
看護師さんも皆やさしく、気持ちよく検査ができました。
おまけに早期の食道がんを見つけて頂いて感謝です。
大腸内視鏡検査を受けた若い女性の体験談・感想【ブログ】
女性
(40代)
毎日新聞に掲載された中村院長のコラムに「40 歳以上の方は便潜血検査が陰性でも3年に1 回は大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けましょう」という記事を見て堺市のなかむら内視鏡センターを受診しました。
車で受診したので鎮静剤なし、を選択しました。
初めてで不安でしたが、始まるとすぐに管がスルーっとスムーズに痛みもなく滑り込んできました。
曲がり角で少しお腹に違和感を感じましたが、看護師さんが声かけしてくださったりサポート頂き、問題なく検査が進みました。
起きたままだったので、先生・看護師さんと一緒にお話ししながらリアルタイムに自分の腸の画像を見て、感動しました。
宿便もとれて大腸がきれいにお掃除できて、とてもスッキリした気分になりました。
見つかったポリープも手際よく処置して頂き、良かったです。
結果は良性で、検査を受けて本当に良かったなと思いました。
Q&A
内視鏡検査について
内視鏡検査にはどのくらい時間がかかりますか?
通常、胃カメラの場合は、内視鏡での観察に5分程度かかります。
その前にのどの麻酔などの前処置があります。
検査後10~15分程度お休みの後、結果の説明も当日わかる範囲でおこないます。
鎮静剤を使用した場合には、検査後30分程度お休みいただいた後に、ご説明します。
大腸内視鏡検査は、検査時間としては通常15~30分程度かかるとお考えください。
挿入が困難な方やポリープ切除など処置の多い方では、それ以上時間がかかることもあります。
検査後は30分程度お休みの後、ご説明をいたします。
内視鏡検査をうけて、病気が感染したり、事故が起きたりすることはありますか。
大阪府堺市のなかむら内視鏡センターは『消化器内視鏡機器洗浄・消毒法ガイドライン』に準拠した方法で洗浄消毒を行っておりますので、一般細菌やウイルスなどが感染することはまずないと考えてよいです。
偶発症についても細心の注意をして検査を行っていますが、内視鏡検査に使用する薬のアレルギーによる危険、内視鏡を挿入することに伴い消化管を損傷する危険、組織を採取する生検による出血などの危険、さらには、内視鏡でおこなう治療処置に伴う穿孔や出血などの危険があり、避けがたい場合があります。
最新の日本消化器内視鏡学会の偶発症の報告では、全体で見ると、内視鏡検査による死亡率は0.00084%、出血などの偶発症の頻度は0.018%、と報告されています。
鎮静剤(麻酔)は安全ですか?副作用はないですか?
大阪府堺市のなかむら内視鏡センターは、古くから内視鏡の検査や手術で使用されている安全な鎮静剤を使用しています。
鎮静剤を用いた検査の注意点は、呼吸が弱くなってしまう事や、血圧が下がってしまう事です。
当院で使用する鎮静剤の量は必要最低限の量のため比較的安全で、「意識下鎮静法」とよばれるものです。
意識下鎮静法は鎮静剤や鎮痛剤による静脈麻酔で熟睡するため、知らないうちに内視鏡検査が終わります。
しかし、全身麻酔ではないので呼びかければ目を覚まし、「あれ、もう終わったんですか?全然わかりませんでした。」と患者様はおっしゃいます。
患者さん個々の状況に合わせて、適切な麻酔量を使用し、検査中は呼吸状態などを常に観察することで、安全に検査を行います。
検査後は、30分程度院内でゆっくりしていただきますが、それでも眠気が生じることもありますので、検査後はお車の運転はできません。
内視鏡検査はどのくらいの頻度で受けるのが良いでしょうか?
患者さんの状況(飲酒や喫煙、家族歴など)、ピロリ菌感染の既往や大腸ポリープの有無などによって大きく変わります。
がんの発育速度は臓器によって異なります。
一般的な胃がんは発生してから約2年、大腸がんでは発生してから約5年で進行がんに移行していくと言われています。
しかし、胃がんや大腸がんの中にも、進行の速いものが存在するため、胃カメラは1年毎、大腸カメラは最低でも3年毎に行うのが適当と思います。
大腸ポリープの種類や数によっては毎年検査を行った方が良いと思われる患者さんもいらっしゃいますので、当院に遠慮なくご相談ください。
胃カメラについて
以前に胃カメラを受けて辛かったのですが、うまく検査を受けられるでしょうか?
胃の検査における苦痛の中で、内視鏡が喉の奥から食道に入るときのスコープを押し出そうとする嘔吐反射が最も辛いといわれる方が多いです。
大阪府堺市のなかむら内視鏡センターでは、嘔吐反射を抑え、検査に対する苦痛を軽減するため、外径約5mmの細径スコープ(通常約10mm)を用いて、ご希望に応じて鼻からもしくは口から検査を行っております。
また希望される方には、胃内視鏡検査の前処置に少し眠たくなる静脈注射をしてほとんど眠った状態で内視鏡検査を行うことも可能です。(胃カメラをしたことも覚えていない方もいらっしゃいます。)
胃カメラを受けないとダメでしょうか?バリウムの検査ではダメでしょうか?
「バリウムと胃カメラ、どちらがいいのでしょうか?」「バリウム検診を会社でやっているのですが、胃カメラは必要でしょうか?」といった質問をよく受ける事があります。
イメージとしては苦痛の点で胃カメラの方がバリウム検査よりも大きいと感じたり、検診の中に含まれているからバリウムの検査受ける方が多いように思います。
しかし、消化器を専門とする医師に、自分が受けるとしたらバリウム検査と胃カメラ検査のどちらを受けたいか?と聞いた場合、ほとんどの医師は「胃カメラ検査」と答えます。
理由は胃がんにおける「死亡率」は内視鏡検査の方が低いというデータがあります。
バリウムの検査では内視鏡検査と比べて早期がんの発見率が低く、見つかっても進行がんが多いという事になり、検診の目的である「がんによる死亡者を少なくする」という点では内視鏡検査の方が有用であると考えられます。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について
大腸がんの検診は便潜血だけで大丈夫でしょうか?
便潜血検査(2日法)は便中の出血の有無をみる検査で、大腸がんに対する感度(がんがある場合に陽性になる確率)は80%程度です が、簡便・低コストなこともあり、一般の検診において多く普及しています。
しかし、早期がんやポリープ(腺腫)に対しては感度が低く(10%~50%と研究によってばらつきがあります)、便潜血が陰性でも、内視鏡検査でポリープや早期がんが発見されることが多くあります。
一方、2年毎に大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けるようにすることで、いずれの病変も早期発見・治療ができる可能性が高いと考えられており、当院でも定期的な内視鏡検査を推奨しております。
最低限、便潜血検査で陽性になった場合には、必ず大腸の精密検査(大腸内視鏡検査(大腸カメラ))を受ける様にしてください。
大腸検査が辛いと聞いたんですが、大丈夫でしょうか?
大腸内視鏡検査はつらい、という声を耳にされた方もいらっしゃるかもしれません。
一般に大腸内視鏡検査のつらさは、以下が挙げられます。
1、2Lという大量の下剤を飲まないといけない
2、大腸カメラを腸に入れることで痛みやお腹の張りを伴うことがある
3、おしりを見られるので恥ずかしい
の大きく3つがあると思います。
大阪府堺市のなかむら内視鏡センターでは、この3つについてそれぞれ以下のような工夫を行うことで、幸いにして「検査がつらかった」との声はほとんど聞いておりません。
まず、1に対しては、「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」を導入し、下剤を飲まずに 大腸内視鏡検査が受けられる体制を整えました。
当院は「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」を大阪で初めて本格導入したクリニックです。
2に対しては、麻酔(鎮静剤)を使った内視鏡体制を整えました。
また、一般にカメラ(内視鏡)は細ければ細いほど腸への負担は軽く痛みも出にくいとされますが、当院の大腸内視鏡検査は約9mm(外径約13mm)と従来のものより30%以上も細いカメラを導入しています。
さらに、空気を入れて検査する代わりに、空気よりも約200倍体内に吸収されるのが早い二酸化炭素を使用することで検査中、検査後のお腹の張りを防いでいます。
最後に3に対してですが、当院では内視鏡の画面を見ながら直接腸へカメラを入れるため、おしりを見ることはないのでご安心ください。
また、女性の方で気になる方は、女性医師が対応しますので、お申し出ください。
痛くない挿入法「水浸法」を使った大腸内視鏡検査とは何でしょうか?
大腸内視鏡検査は技術レベルの比較的高い手技で、検査医により技量の差が出る検査です。
残念ながら、不慣れな医師に検査を受けると痛みが出るのが現状です。
「水浸法」とは、痛みを出さずに大腸内視鏡を挿入する方法です。大腸内視鏡から水を注入しながら大腸の奥へと内視鏡を進めていく方法です。
水浸法では、なぜ痛くないのでしょうか。この方法では、空気を注入する代わりに、約100mlの少量の水を大腸に注入します。透明な水を大腸に注入し、進むべき方向をわかりやすくします。
注入された水によって、大腸と大腸内視鏡との摩擦や抵抗は低くなります。すなわち、大腸内視鏡は滑りやすくなります。このため大腸内視鏡は大腸を伸ばすことなく、スルスルと終点(盲腸)まで到達します。
外科や婦人科などの術後や、大腸憩室(けいしつ)などで癒着したり、硬くなったりした、挿入の難しい大腸にも有効な挿入法です。水浸法による大腸内視鏡は、痛みを感じることが少ないために、麻酔(鎮静剤)なしで行われることもあります。
なかむら内視鏡センターの「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」に特徴はありますか?
「下剤を飲まない大腸内視鏡検査(下剤注入法)」の初期のものは2005年頃に開発されましたが、日本全国でも下剤注入法を提供する施設はまだ限られています。
下剤注入法を行う医療機関の体制や医師の技術面のハードルがあるためです。
その限られた数の施設の中でも、当院での「下剤を飲まない大腸内視鏡検査」の特徴は、圧倒的なスピードにあると思います。
初期の下剤注入法に当院独自に開発した内視鏡技術を使用することで、腸洗浄時間(お通じがきれいになるまでの時間)を短縮することができました。
早い場合だと9時頃にご来院頂いた患者様が、下剤を口から飲むことなしに、胃カメラ・下剤注入法・大腸内視鏡検査をうけて11時頃に帰宅される場合もあります。
ポリープ切除後に生活で注意することはありますか?
内視鏡治療の術後合併症として切除した部分から出血したり、穿孔といって腸に穴があいたりすることがあります。
実際には外来での処置では、少量の出血を認めることはありますが、穿孔することはほとんどありません。
ただし、ポリープの形状・大きさによっては、合併症を予防するために、ポリープ切除後およそ1週間はアルコールや腹圧のかかる運動は避けていただく場合があります。